STAP細胞の論文捏造疑惑の小保方晴子氏、不服申し立てへ
連日ニュースや各メディアで取り上げられ、一躍時の人となったSTAP細胞の小保方晴子さん。
結局は何がよくて何が悪いのか?報道が先行してしまってもはや何のことか分からなくなってしまっている感
がありますが・・
そもそもiPS細胞とは何が違うんでしょうか?
STAP細胞とiPS細胞の違いを比較してみました。
◆iPS細胞 (induced pluripotent stem cells)
あのアップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」のように普及してほしいとの想いから、i を小文字にで表記
しているというのは有名な話ですね。iPS細胞は人工多能性幹細胞と呼ばれ、ある細胞を人工的に培養する
ことによってどんな組織の細胞にも変化しまた自己増殖し続けるという、多能型の細胞がiPS細胞です。
仮に病気である臓器を失った人がいたとして、その人を助けるためにiPS細胞を活用しその臓器を再生
することができるのではないかという可能性を秘めているということです。他にも神経や心筋など、あらゆる
細胞になりうる超万能細胞、それがiPS細胞のようです。(細かーく言うと万能ではなく多能)
簡単に言うと、一旦細胞を初期化して、そこから人工的に多能性を持たせて意図的に自由な(必要な)各種
細胞へ分化できるらしいです。そんな夢のような話ですが実用化にはまだもちろんほど遠く、未来に向けた
可能性のある大発見ということで、京都大学の山中伸弥教授はノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
iPS細胞作成に使用される4つの遺伝子は、この山名教授の名前にちなんで「山中因子」と呼ばれています。
◆STAP細胞 (Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells)
さあ、疑惑のSTAP細胞ですが・・
弱酸などの外部刺激で体細胞を初期化することにより、胎盤組織を含む全ての生体組織分化できる多能性
を持った細胞。
ここポイントですね。
胎盤組織を含む全ての生体組織分化できるという所。iPS細胞は胎盤組織を含まないので、万能ではなく
多能と定義付けされていました。つまりSTAP細胞の方がiPS細胞よりも分化能力が上になるということです。
*白衣の代わりに割烹着を着る小保方晴子氏
またiPS細胞作成時には4つの遺伝子が使用されますが、STAP細胞は化学的・物理的な刺激を外から
加えるだけという簡単な手法でできるとされています。iPS細胞より簡単でより分化能力の高い万能細胞、
それがSTAP細胞と今のところされています。
このSTAP細胞問題これからの動向が注目されるところですが、果たして小保方氏の博士論文は本当に
捏造なのか??理研の最終報告はあくまで推測であり、調査不十分として不服申し立てをするようです。
さあどうなるのか?
今後の動向に注目ですね。
スポンサーリンク
2014-04-06 21:15
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0